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人の心は「ストローク」がないと生きていけない。心理学用語で「存在認知」とも言われるその定義とは「あなたがそこにいることを、わたしは知っている」。存在認知(ストローク)をコンセプトに私が撮影するポートレートは、人が自分の存在を生きるためのきっかけや気づきを得るものでもあり、ポートレートを見る側との信頼関係の構築やストロークの交換を目的としたものでもある。その写真の可能性はプロフィール写真のみならず、グリーフケアのサポートや自他を含める大切な人に宛てた深いストロークとメッセージであり、多くの人々に貢献できるものであると考えている。
Edge of Life
2017年... 2017年... あるドクターのご紹介から始まった「Edge of Life」は私の仕事でありライフワークとなりました。心理学のスキルをポートレート撮影に落とし込んでいくなかで、私にしか撮れないものがあると確信したのが「存在認知/ストローク」をコンセプトに掲げた頃でした。高齢あるいは癌や病を抱え、また受け入れ共存しながら今ここの命を自分らしく生きている方々の存在そのものとメッセージを描写したそのポートレートは、被写体となったご本人やご家族・大切な人に勇気と癒し、そして気づきを与え、自己一致(純粋性)や自己受容、他者承認などに繋がる可能性を持っています。また大切な人が描写されたポートレートや家族写真はグリーフケアへの貢献にも繋がると、私はそう感じています。
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