コンタクトプリントが山の様に出てきました。 数十年の月日を経て少し褪せた表情もカッコ良く(風合をお伝えできないのが残念)、自分の感性を見返すという意味でも魅入ってます。
一番古いものは30年くらい前で、当時は暗室にこもり全て手作業で行っていたこのコンタクトプリント。
デジタル写真が当たり前となってしまった今の時代では、これそのものがアートに感じてしまい、もはやこれだけで個展ができそうです。
コンタクトプリントとは、フィルムを印画紙に密着させて原寸プリントしたもので、その時の被写体に向けたフォトグラファーの視点が全て記録されているため、フォトグラファーの間ではその全てを他人に見せたくないという声も多く、その一コマ一コマの感性を眺めることが出来るということは、見る人にとって少し特別感のあるものだと思います。
この色褪せたコンタクトシートは、僕にとって生きてきた証とも言えるもの。
もし機会があったなら、どこかで発表したいと考えています。
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