僕が考えるアートとは、「人が変わる瞬間そのもの」。
被写体となる人やそれを見る人が、そのポートレートを通して自分自身と対話し、気づきを得ることで小さな変化が生まれる。
その小さな変化こそがアートであり、人生をより良い方向へと導くきっかけになると、僕は考えています。
人の心は「ストローク」がないと生きていけない。心理学用語で「存在認知」とも言われるその定義とは「あなたがそこにいることを、わたしは知っている」。存在認知(ストローク)をコンセプトに私が撮影するポートレートは、人が自分の存在を生きるためのきっかけや気づきを得るものでもあり、ポートレートを見る側との信頼関係の構築やストロークの交換を目的としたものでもある。その写真の可能性はプロフィール写真のみならず、グリーフケアのサポートや自他を含める大切な人に宛てた深いストロークとメッセージであり、多くの人々に貢献できるものであると考えている。
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